現役組み込みエンジニアが解説|仕事内容・年収・必要スキル・将来性まで徹底解説【転職サイト3選も紹介】

「組み込みエンジニアって食いっぱぐれないって聞くけど、実際どうなの?」
現役で車載機器の開発をしている私が、仕事内容・必要なスキル・年収・転職事情など、リアルな体験をもとに解説します。

2025.5.23リライトしました! 鉄火


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組み込みエンジニアとは?

家電や自動車など、あらゆる製品の「中」で動くソフトウェアを開発する技術職です。

▶ソフトだけでなくハードの知識も必要

例えば回路図を見て信号のタイミングを確認したり、マイコンの性能に合わせた最適な処理設計も求められます。

特に製品に組み込まれるマイコン(CPU)は、パソコンやスマホのCPUと違ってクロックやROM容量など貧弱なので、あまり複雑な処理はできません。といっても最近ではCPUも高性能化してきてちょっと前より複雑になりつつあります。


組み込みエンジニアに必要なスキル

▶メインはC言語+アセンブラ

主に使用する言語はC言語です。

C言語さえできれば何とかなると思います。アセンブラもちょっとは必要になりますが、一部の処理に必要なだけでメインはC言語になります。

▶パソコンスキル

WordやExcel、PowerPointなどは仕事上空気のように使うので、それらは必要になってきます。

▶開発支援ツールの使用

作成したソフトが正しく動作するかの確認のために、オシロスコープもよく使います。

といっても私自身も仕事を始めてから見よう見まねで使い方を覚えたので、オシロスコープの使い方は知らなくても何とかなります。ネットで探せばオシロスコープのマニュアルも大体見つかります。

私の場合、趣味でArduinoやラズパイ使って電子工作やってますが、組込みソフトの仕事もその延長線上みたいなものです。そういう経験があれば、それも立派なアピールポイントになるかもしれません。


実際の仕事内容

▶開発の流れ

  • 要求仕様の確認/作成
  • 設計・コーディング
  • デバッグ・単体テスト
  • リリース対応
  • 不具合対応

これをずっと繰り返しやっている感じです。

リリース後、新しいプロジェクトに配属されても、過去携わったプロジェクトで不具合が発生し、対応に追われ2つの仕事をやる羽目になることも。。

▶プロジェクトによる違いも大きい

同じ会社でも「毎日定時の人」もいれば「毎日残業の人」も。
プロジェクトの忙しさでかなり差があります。


組み込みエンジニアの年収

  • 初任給:350万前後
  • 20代後半~30代:400~600万円
  • 現在(40代・既婚・子持ち):約700万

※近年の賃金アップでもっと増えているかもしれません

家族手当や扶養手当で「見かけの年収」が増えても、手取りが増えにくいのが悩ましいところですね。

所得税ぼりすぎじゃない!?


残業と働き方

基本は個人裁量。早く終わらせれば早く帰れますが、不具合や納期前は残業や休日出勤も発生します。

私の場合ですが、休日出勤は年に1~2回あるかないかです。

配属されるプロジェクトによってかなり変わるので、プロジェクト次第といったところ。


休日・有給事情

  • 基本はカレンダー通り(土日祝休み)
  • お盆・年末年始の休みが長い(カレンダーの並びによるが、大抵1週間程度)
  • 有休もとりやすい(ただし会社次第)

組み込みエンジニアの将来性

  • 常に人材不足
  • C言語スキルがあれば転職しやすい
  • IoT・車載・医療機器などニーズは拡大中

近年はAIがでてきて、プログラマーも不要になる!?

なんて騒がれてますが、2025年5月の時点では少なくとも私の会社は実情はそうなっていません。部分的に使うにとどまっています。数十年後はわかりませんけどね。


組み込みエンジニアに転職するには

組み込みエンジニアに限った話ではありませんが、転職するなら転職サイトに登録するが一番だと思います。
特に転職エージェントがついてくれるサイトがおすすめです。
私自身もそういう転職サイトを利用して転職しました。

▶転職エージェントを利用するメリット

  • スカウトが届く
  • 職務経歴書の添削をしてもらえる
  • 面接対策や非公開求人の紹介も

おすすめ転職サイト3選【技術者向け】

※2025.5現在、以前のオススメ転職サイトのリンクは信用ならないことから再吟味中


あとがき|自分で稼ぐ力の重要性

2025年の5月にこの記事をリライトして思いました。

昔の自分はこんなこと考えていたのかと。

別記事ですでに報告してますが、私は今の会社を辞めることにしました。
今後は自分の力で稼いで生きていこうと思ってます。
もちろん失敗するかもしれませんし、最悪社畜に戻ることになるかもしれません(戻れれば、ですが…)

残りの人生が短くなるにつれいろいろ思うこともあり、この道を選びました。
退職後のこともこのブログで発信していく予定なので、よければ見に来ていただける嬉しいです。

最後に、この記事を書いた当時の内容も残しておきます。
↓↓↓


今回は自分の仕事について書いてみましたが、最近思うのはこういう仕事をしつつも、空いた時間で副業して自分で稼ぐ力をつけることが大事だと思ってます。
自分で稼ぐ力が身につけば、嫌になったらいつでも仕事を辞めれますし、そう思えればもうちょっと気が楽に仕事ができるんじゃないかと。

私自身も40歳を超えていい加減自分の時間を切り売りしてお金を得ることにウンザリしてきました。1度きりの人生、やりたくもない仕事で人生のほとんどを費やすなんてやっぱりどう考えても嫌なんですよね。その思いでこのブログを立ち上げたわけで、かといって未だに労働から解放されない現実もあるわけなんですが。。

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