40代でセミリタイア!新しい自由を手に入れた男の自己紹介

このブログを運営している鉄火(40代の男)です。

僕は今年、大企業の会社員という肩書きを捨ててセミリタイア生活を始めました。
僕はいわゆる「フツウ」の会社員でした。

会社は、誰もが知る大企業。 安定した給料、手厚い福利厚生、退職金…。

世間から見れば、何一つ不満のない、むしろ羨ましがられるような人生だったと思います。
でも、僕は今年、その安定したレールから意図的に外れることを選び、セミリタイア生活を始めました。

「え、40代で?」
「もったいない!」

そんな声が聞こえてきそうです。 正直、自分でもまさかこんな人生を送るなんて、数年前は想像すらしていませんでした。


大企業を辞めた、本当の理由

会社にいた頃、僕は常に心の中に重たい鉛を抱えているような気分でした。 仕事内容は、僕の心にとって大きな負担でした。 毎日、朝起きると胃がキリキリと痛み、会社に向かう足は鉛のように重かった。 週末が待ち遠しく、月曜日の朝が来るのが心底嫌でした。

それでも、僕は「仕事だから仕方ない」と自分に言い聞かせ、我慢し続けました。

「こんなに辛いのは自分だけじゃない」
「みんなも頑張っているんだ」

と。 しかし、心は正直でした。 ある日、ふと「このまま定年まであと20年も働き続けるのか…?」と考えたとき、強い絶望感に襲われました。 僕の人生、このまま何のために生きているんだろう? 安定した給料と引き換えに、僕の心はどんどんすり減っていく。 このままでは、いつか本当に壊れてしまうかもしれない…。 そう直感したんです。

30代後半からずっと、「会社を辞めたい」という気持ちを抱えながら、漠然とした不安の中で生きていました。 でも、辞める勇気はありませんでした。 子どももいますし、家族を路頭に迷わせるわけにはいかない。 それに、もし辞めて失敗したら、二度と元の安定した生活には戻れないかもしれない。 そう考えると、恐怖で身動きが取れなくなりました。


準備期間は地道に、そして着実に

「辞めたい」という気持ちから、「辞めよう」という決意に変わったのは、40歳が近づいた頃でした。 このままではいけない、人生を変えるなら今しかない、と強く思ったのです。

まずは、お金について真剣に向き合いました。 貯金は多少ありましたが、とてもセミリタイアできる金額ではありません。 そこで、僕は「副業」と「資産形成」を二つの柱に据え、準備期間をスタートさせました。

会社の帰宅後や休日は、ひたすらお金になることを模索しました。 ブログやYouTubeを始め、自分の得意なことや好きなことを生かせないか試行錯誤しました。 しかし、これがまた難しかった。 副業はなかなか思うように収入に繋がらず、何度も挫折しそうになりました。

一方で、資産形成は地道に続けました。 まずは家計簿アプリを使って、無駄な出費を徹底的に洗い出しました。 会社の付き合いでなんとなく行っていた飲み会、衝動買いしていた趣味のもの…。
それらをすべて見直し、毎月の生活費を限界まで切り詰めることにしたのです。

そして、節約して浮いたお金は、すべて投資に回しました。 具体的には、米国株のS&P500と、日本の高配当株への投資です。 株価の変動に一喜一憂することもありましたが、インデックス投資と高配当株投資を組み合わせることで、長期的に資産を増やしていくことを目指しました。

そうして数年が経ち、気づけば数千万円の資産を築くことができたのです。

しかし、子どもが大学に進学するとなれば、まとまった教育費がかかります。 完全にFIRE(経済的自立・早期リタイア)するには、まだ足りていませんでした。
それでも僕は、このタイミングで会社を辞めることにしました。 お金が完全に足りていなくても、自分の力で稼ぐ術を身につければいい。 それが、僕が選んだ「セミリタイア」という道だったのです。


ストレスから解放された、新しい毎日

セミリタイアを始めて数ヶ月。 僕の生活は、180度変わりました。 目覚まし時計をかけずに、太陽の光でゆっくりと起きる。 朝の満員電車に乗る必要も、上司の顔色を伺う必要もありません。 一番良かったことは、やはり仕事のストレスから完全に解放されたことです。 毎日のように感じていた胃の痛みも、気がつけばなくなっていました。 心から「ああ、生きている」と感じられるようになりました。

もちろん、楽なことばかりではありません。 会社員時代は、家事のほとんどを妻に任せっきりでしたが、今は共同生活者として家事を半分分担しています。 慣れない料理や洗濯、掃除に最初は戸惑いましたが、今ではすっかり慣れてきました。 妻も「前より楽しそうだね」と言ってくれるので、それだけで十分です。


新しい挑戦に夢中

セミリタイア後の僕は、新しい挑戦に夢中です。 ブログやYouTubeを通して、自分が歩んできた道のりや、セミリタイア後の生活を発信しています。 なかなか思うように収益には繋がっていませんが、それでも毎日が充実しています。 自分のペースで、自分の好きなことを発信できる。 こんなに楽しいことはありません。

将来的には、これらの活動で少しでも収入を得られるようになりたいと思っています。

でも、もし稼げなかったら…?

正直、その不安がまったくないわけではありません。 資産が減っていくようなら、またパートや会社員として働くことも視野に入れています。 でも、それは決して恥ずかしいことではありません。

「挑戦しなかった後悔」だけはしたくなかったんです。


迷っているあなたへ

会社を辞めるという決断は、簡単なことではありません。
でも、僕の場合は、

「このまま刺激のない安定した人生を続けるよりも、自分の人生に挑戦したい」

という気持ちが勝りました。

会社にいたら、定年まで安定した人生を過ごせたかもしれません。 でも、毎日が刺激のない、ただ繰り返されるだけの人生だったでしょう。 僕にとって、それは生きているとは言えないと感じたのです。

人生は一度きりです。 もし今、仕事や人生に迷いを感じているなら、一度立ち止まって考えてみてほしいのです。 最悪の状況を想定しつつ、一歩踏み出してみるのも一つの選択肢かもしれません。 このブログが、誰かの新しい一歩を踏み出すきっかけになれば、これ以上嬉しいことはありません。

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